Cohousing (コウハウジング)の素敵な施設・スポット
こんにちは。ゆきです。
今回は、私が滞在しているCohousing (コウハウジング)のCommon House (コモン・ハウス)以外の紹介をしたいと思います。
このCohousing (コウハウジング)には、Common House (コモン・ハウス)以外に大きく分けて、屋外プール、ガーデン、Crafts Room、子どもたちのプレイグラウンドがあります。
屋外プールは、以前も記事で投稿したように、住民なら、誰でもいつでも、使用することができます。
つづいては、ガーデンです。
このガーデンは、私たちがWorkday にて作業をしたところです。
ここには、ミニトマトやキュウリ、サヤエンドウ、ピーチ、オレンジなどの野菜・果物が植えられています。
なんと、ここのガーデンはこれらの野菜・果物を育てているのだそうですが、世話をしている・していないに関わらず、住民であれば、誰でもこれらの野菜・果物を採って、食べてもいいそうです。
また、これらをCommon Meal (コモン・ミール)にて使う人もいるそうです。
その他にも、ガーデンにはひまわりなどの草花が風にゆられている姿が見られます。
つづいて、Crafts Roomです。
ここには、工作をするたくさんの機械がそろっており、工作好きなホストファザーは、ここで、よく机などの木造工作を行うところだそうです。
つづいて、子どもたちのプレイグラウンドです。
夕方になると、ここで子どもたちが遊んでいる姿が見られます。
その声は、ときに家の中まで届くことがあります。
そのとき、その声を聞き、住民たちが何て言ってると思う?と、耳を傾け話をする姿も見られます。
子どもたちの声で、みんなが当てっこをしている姿、なんだかほっこりしますよね。
また、Common House (コモン・ハウス)の近くにも、他のプレイグラウンドがあります。
この木で出来たプレイグラウンドは、私を泊めてくれてるホストファザーの手作りの遊具です。
また、私が感心したのは、このプレイグラウンドの床には、木製のチップが敷き詰められているということです。
たとえ、遊び盛りのわんぱくな子どもたちが遊具から落下したとしても、これだと、ある程度の衝撃を吸収してくれそうですね。
さらに、Mud Mountain (泥山)です。
この窪みに水をいれて、子どもたちが泥山で遊ぶのだそう。
子どもにとっては、最高の遊び場かもしれません。
また、このCohousing (コウハウジング)の隣の敷地には、貯水池があります。
その池にはギースなどのさまざまな鳥類が訪れます。それを見ながらゆっくりできるスポットとなっています。
さらに、蜂箱です。
もともと、蜂を飼っていたわけではないとのこと。
蜂が住み始めたことをきっかけに、ホストファザーがこの蜂箱を作成。
今では、蜂たちが嬉しそうにブンブン飛び回っています。
Cohousing (コウハウジング)では、これらの施設を住民で共有しています。
自分一人でこれらの施設を持つことは大変だけど、みんなで共有できたら、いろんな経験ができて楽しいですね。
つづく
Workday(ワークデイ) ~月に一度の大作業の日~
こんにちは。ゆきです。
今回は月に一度のCohousing (コウハウジング)の大作業の日 Workday(ワークデイ) について紹介します。
Workday(ワークデイ)は至って簡単。Cohousing (コウハウジング)内の、各施設に焦点をあてて、大がかりな作業を行います。月に一度の作業なので、2~3時間、住民のみんなとガッツリ作業を行います。
日本の各自治体にある、清掃の日と似ているところがありますよね。
今回のWorkday(ワークデイ)で、住民が焦点をあてた施設は、ガーデンの雑草抜きです。
このWorkday(ワークデイ)には通常15~20名の住民が参加するそうで、今回の15名程度の大人と、4名の子どもたちが参加していました。
このガーデンには、たくさんの種類の野菜・果物が植えられているため、一人ひとりが回りを見ながら、モクモクと作業を行っていました。
決まりはないのだそうだが、女性が小鎌のような道具を用いて雑草を抜き、男性が芝刈機を用いて雑草を刈っていたのが印象的でした。
そして、私も雑草抜きに参加。
私が担当したエリアは、サヤエンドウとキュウリが植えられているところでした。
といっても、サヤエンドウはまだ小さく、逆にキュウリはほとんどが熟しすぎており、真っ黄色な色。
作業に参加していたのは大人だけでなく、2歳児も作業に参加しており、母親と一緒に、ミニトマトの収穫を行っていました。
また、作業をしている傍らで、Common House (コモン・ハウス)のキッチンでは、住民3~4名が作業後のブランチを作っていました。
作業が一段落つくと、ブランチを作ってくれた住民がみんなにコーヒーを提供してくれました。
その後、みんなが作業が終わると、準備されていたブランチをみんなでいただきました。
以前のCommon Meal(コモン・ミール)のとき以上に子どもが多く参加しており、食後、各々が大人のそばを走ったり、ホワイトボードでお絵描きをして遊ぶ姿が見られました。
太陽のもの、大きな仕事をみんなで行って、エネルギーをもらえた気がしました。
つづく
Common Meal (コモン・ミール)~みんなで囲む夕ごはん~②具体例
こんにちは。ゆきです。
前回は、Common Meal (コモン・ミール)の説明をしました。
前回の内容をまだ読まれていない方は、こちらのほうからお読みください。
こちら↓
今回は、私が実際に参加したCommon Meal (コモン・ミール)の体験を具体例として紹介します。
以前の投稿でも紹介した通り、それぞれのCohousing (コウハウジング)でCommon Meal (コモン・ミール)のスタイルは異なります。
私が現在滞在しているCohousing (コウハウジング)は、月によってCommon Meal (コモン・ミール)の実施回数に変動があるとのこと。
また、Common Meal (コモン・ミール)代は1食あたり約3.5 US$(約400円ほど)。この費用は、月末に一括で支払うとのことでした。
Common Meal (コモン・ミール)を実施したい人が計画を立てて行ったり、また、みんなが集まるミーティングの前などに実施しているそう。
今回は、月に一度のMonthly community meeting (以下、コミュニティ・ミーティングとする)に合わせて実施されました。
今回、調理を担当していたのは、60代くらいの女性。このCohousing (コウハウジング)でも、通常は複数名で調理を行っているとのことでしたが、この女性は一人のほうが調理しやすいということで、一人で調理を行っていました。
調理風景を見せてくれました。At Common House (コモン・ハウス)
Common Meal (コモン・ミール)をすごく楽しみにしていた私は、食事開始時間の夕方6時前からソワソワ。
そして待ちきれず、食事開始時間前にCommon House(コモン・ハウス)に到着。
食事開始時間の夕方6時を過ぎると、食事を希望した住民が集まり始めた。
今回のCommon Meal (コモン・ミール)はビュッフェ形式でした。
みんなで列をつくり、温かい料理を食べたい分だけとります。
各自座りたい席に着席します。なんと、近所の子どもが実親の隣ではなく、近所のおじいさん・おばあさんの隣に座ることもあるのだそう。
私は、私のホストと一人暮らしの女性、Cohousing の会長、食事を作った女性で座りました。
食事をしながらも、各々が最近あったことを話したり、真剣にみんなの話を聞いたり。
家庭内でよく見られる家族団らんの食卓のシーン。
その光景が10~30名のご近所の間で見られるのです。
日本でも、あまり見られない風景ではないでしょうか。
私がその場に身をおいて感じたことは、「一体感」です。
性格、年齢、見た目、能力、出身地。みんながそれぞれ違うものを持っています。全員が、家族というつながりを持っているわけではありません。
けれど、同じご飯を一緒に食べて(あるいは食べなくても)、時間を共有することでうまれる「視覚的には見えないつながり、家族のようなつながり」がそこにはありました。
お互いが協力して、料理を作って、提供して。
そして、みんなが集って、テーブルを囲んで。
過程は大変かもしれません。
しかし、このような大きなくくりでの家族がいたら、人生の明かりが少し違った明るさになるかもしれませんね。
つづく
Common Meal (コモン・ミール)~みんなで囲む夕ごはん~①説明編
こんにちは。ゆきです。
今回は、Cohousing(コウハウジング)のひとつの特徴であるCommon Meal (コモン・ミール)について紹介・説明します。
Common Meal (コモン・ミール)とは、簡単に言うと、「住民たちが持ち回りで夕ごはんを準備・提供し、そして、一緒に食卓を囲む」というものです。
(✳ Meal は、食事という意味です)
それぞれのCohousing (コウハウジング)にあったスタイルで、Common Meal (コモン・ミール)は行われています。
Common Meal (コモン・ミール)では、主に3つの役割があります。
まず、食事担当です。食事担当は住民それぞれが、月1~2度持ち回りで行います。
1度の食事は約2~3名の大人が食材の買い出し、Common House(コモン・ハウス)のキッチンにて調理、そして食事の提供までを行います。
※食事を希望する人数に関しては、食事希望用紙などを作成し、その用紙を用いて、人数をあらかじめ確認しておきます。
Common Meal (コモン・ミール)のメニューは主に、主食・副菜・サラダ・デザート(たまに)など比較的簡単に作れるものを作る、というスタンスで行われます。
食事担当は「買い出しから、食事を提供するまで」がやることです。
そのあとは、片付け担当の出番。
片付け担当も食事担当と同様に、持ち回り制度を採用し、1度の食事に2~3名が担当となります。
片付け担当は、「食後の食器洗いやダイニングフロアの掃除」を行います。
最後は、食べる担当です。
食べる担当は、まず、食事の希望用紙を記入し提出する。
そして、Common Meal (コモン・ミール)当日に、食事が提供される時間を見計らって、Common House (コモン・ハウス)へ行き、食事を受け取って、住民とおしゃべりしながら食事をする。
食べ終わったら、使用済みの食器を指定の場所に置き、自分たちの家に帰る。
これだけです。食べる担当はまさに「おしゃべりを楽しみながら、食べる」という役割を担っています。
冒頭にも述べたように、Common Meal (コモン・ミール)のやり方は、各Cohousing (コウハウジング)で異なります。
また、あるCohousing (コウハウジング)では、このCommon Meal (コモン・ミール)を実施していないところもあるそうです。
今回は、Cohousing (コウハウジング)のひとつの特徴である「Common Meal (コモン・ミール)とは何か」という部分を紹介しました。
いかがだったでしょうか。
面白そうと思った人も、反対に、大変そうと思った人もいるかもしれません。
人それぞれ価値観が違うので、私自身、両方の意見があることは普通のことだと思っています。
それでも、そのなかで興味を持ってくれた方が少しでもいたら、とても嬉しいです。
次回は、実際に私が体験したCommon Meal (コモン・ミール)をシェアしていきたいと思います。
つづく
Common House (コモン・ハウス)~住民たちの共有スペース~ ②
こんにちは。ゆきです。
今回は前回のつづきで、Common House (コモン・ハウス)内の設備を紹介します。
前回の投稿はこちら↓
まずは、子どもたちの屋内のプレイルームを紹介します。
プレイルームには、積み木やおままごとセットなど、子どもたちに馴染みのあるおもちゃだけでなく、高さが一階分くらいの滑り台もあります。
とてもスリリングですが、子どもたちにとっては、満足のできる空間になっているといえるのではないでしょうか。
つづいて、、
Common House (コモン・ハウス)には、共用の洗濯スペースがあります。
必ず、ここの洗濯機を使わないといけないということでがなく、自分たちの各々の家に洗濯機・乾燥機を設置しても可能、とのこと。
下段が洗濯機で、上段が乾燥機。なんと、それぞれを回すのにたったの25円。
なので、洗濯機1回×乾燥機1回=50円。
さらに、住民の中には動物アレルギーの人もいるので、8台のうち2台は、アレルギーの人を対象とした洗濯機・乾燥機です。
共用の洗濯スペースを見ると、シェアルームやコインランドリーを思い出しますよね。
でも、そのような共用スペースは時にイライラを誘いますよね。
洗濯機が止まってるのに、洗濯物がまだ取り出されていないとか、、、
そういう気持ちを防ぐものが、、このステッカーたち。
このステッカーがあれば、ステッカーと一緒に、洗濯機から乾燥機へ、または、乾燥機から洗濯台へ移せば、自分の洗濯ができます。
また、洗濯スペースの隣の部屋は、子どもたちのプレイルーム。
子どもたちが遊ぶ姿を確認しながら、洗濯できるなんて素敵ですね。
Cohousing での交流は、主にCommon House (コモン・ハウス)にて行われます。
この場こそが、Cohousing (コウハウジング)の住民同士をつなげる重要な役割を担っていると言えます。
さて、ここでどのような交流が繰り広げられていくでしょうか。
わくわくの日々です。
つづく
Common House (コモン・ハウス)~住民たちの共有スペース~
こんにちは。ゆきです。
今回は、Cohousing が所有している、特徴的な施設 Common House (コモン・ハウス)について紹介します。
Common House (コモン・ハウス)とは、Cohousing に住んでいる住民全員が自由に使える施設となっています。
中に入ると、
住民全員が座れる大きなダイニングテーブルがあります。
このダイニング・スペースにはホワイトボードがあり、
住民の一人が、子どもたちに算数を教えている姿もみられます。
また、先日、Social Hour (ソーシャル・アワー)が開催された空間も
このCommon House (コモン・ハウス)内にあります。
さらに、住民であれば誰でも使えるキッチンもあります。
ここのキッチンにあるものは、「住民全員の所有物」という認識なので、借りたいときに借りることが可能です。
ですが、住民全員の所有物という認識なので、「使ったらしっかりと返す」としているとのこと。
住民であれば、誰でも使って良いのです。
その他にも、Common House (コモン・ハウス)には、ゲストルームやコミュニティの掲示板、共用の洗濯スペース、子どもたちのプレイルームなどもあります。
これらの説明はCommon House (コモン・ハウス)~住民たちの共有スペース~②にて、シェアします。
つづく
母と娘の時間
こんにちは。ゆきです。
今回はCohousing の敷地内にある、プールにて行われているエクササイズの様子をシェアします。
Cohousing の敷地内には、住民が自由に使える屋外プールが設置されています。
(アメリカは屋外プールを持っている家庭が結構あります。もしかしたら、私が住んでいる地域に多いだけなのかしら)
この屋外プールでは、月・水・金の朝10時にプールエクササイズが行われます。
自由に使ってもいいらしいのだけれども、この時間帯をエクササイズの時間として設定しているそうで。
そのことを聞きつけ、プールへ。
そうすると、母と娘がエクササイズをしていました。
話を聞くと、なんでも、娘さんは普段海外で働いているのだそうで、
この1週間は、休暇をとって、母親を訪れているとのことでした。
エクササイズをしながらも、2人でおしゃべり。
普段会えない分、たくさん話したいことがあったのでしょう。
「エクササイズを通して、2人の時間を共有する」
そんな2人を見て、なにか心暖まるものを感じました。
たとえ、それがエクササイズでないとしても、
2人にとっていいものになるんだろうな、と思いました。
つづく