Common Meal (コモン・ミール)~みんなで囲む夕ごはん~②具体例
こんにちは。ゆきです。
前回は、Common Meal (コモン・ミール)の説明をしました。
前回の内容をまだ読まれていない方は、こちらのほうからお読みください。
こちら↓
今回は、私が実際に参加したCommon Meal (コモン・ミール)の体験を具体例として紹介します。
以前の投稿でも紹介した通り、それぞれのCohousing (コウハウジング)でCommon Meal (コモン・ミール)のスタイルは異なります。
私が現在滞在しているCohousing (コウハウジング)は、月によってCommon Meal (コモン・ミール)の実施回数に変動があるとのこと。
また、Common Meal (コモン・ミール)代は1食あたり約3.5 US$(約400円ほど)。この費用は、月末に一括で支払うとのことでした。
Common Meal (コモン・ミール)を実施したい人が計画を立てて行ったり、また、みんなが集まるミーティングの前などに実施しているそう。
今回は、月に一度のMonthly community meeting (以下、コミュニティ・ミーティングとする)に合わせて実施されました。
今回、調理を担当していたのは、60代くらいの女性。このCohousing (コウハウジング)でも、通常は複数名で調理を行っているとのことでしたが、この女性は一人のほうが調理しやすいということで、一人で調理を行っていました。
調理風景を見せてくれました。At Common House (コモン・ハウス)
Common Meal (コモン・ミール)をすごく楽しみにしていた私は、食事開始時間の夕方6時前からソワソワ。
そして待ちきれず、食事開始時間前にCommon House(コモン・ハウス)に到着。
食事開始時間の夕方6時を過ぎると、食事を希望した住民が集まり始めた。
今回のCommon Meal (コモン・ミール)はビュッフェ形式でした。
みんなで列をつくり、温かい料理を食べたい分だけとります。
各自座りたい席に着席します。なんと、近所の子どもが実親の隣ではなく、近所のおじいさん・おばあさんの隣に座ることもあるのだそう。
私は、私のホストと一人暮らしの女性、Cohousing の会長、食事を作った女性で座りました。
食事をしながらも、各々が最近あったことを話したり、真剣にみんなの話を聞いたり。
家庭内でよく見られる家族団らんの食卓のシーン。
その光景が10~30名のご近所の間で見られるのです。
日本でも、あまり見られない風景ではないでしょうか。
私がその場に身をおいて感じたことは、「一体感」です。
性格、年齢、見た目、能力、出身地。みんながそれぞれ違うものを持っています。全員が、家族というつながりを持っているわけではありません。
けれど、同じご飯を一緒に食べて(あるいは食べなくても)、時間を共有することでうまれる「視覚的には見えないつながり、家族のようなつながり」がそこにはありました。
お互いが協力して、料理を作って、提供して。
そして、みんなが集って、テーブルを囲んで。
過程は大変かもしれません。
しかし、このような大きなくくりでの家族がいたら、人生の明かりが少し違った明るさになるかもしれませんね。
つづく